「阿見町は5万人を超えていたはずでは?」——そう思われた方は多いのではないでしょうか。実は、ここには人口の集計基準の違いがあります。少し丁寧に整理してみます。

「住民基本台帳の人口」と「国勢調査の人口」は別のもの

毎月公表される人口は、住民基本台帳を基に把握される人口です。住民票がどこに置かれているか、という届出の情報に基づいています。

一方、国勢調査は住民票の届出場所ではなく、「ふだん実際にどこで暮らしているか」という生活実態を重視して集計されます。令和7年国勢調査では、「3か月以上住んでいる場所、または3か月以上住むことになっている場所」で数える考え方が示されています。

進学や単身赴任で、数えられないことがある

そのため、住民基本台帳に阿見町の登録があっても、進学や単身赴任などで生活の拠点が町外にある場合は、国勢調査では阿見町の人口として数えられないことがあります。

たとえば、実家は阿見町にあるけれども大学は都内で、住民票はそのまま実家に置いている学生さん。あるいは、家族は阿見町に残して単身赴任している方。こうしたケースでは、住民基本台帳と国勢調査で結果が変わってきます。

どちらかが間違っているという話ではありません。それぞれ目的が違うため、数え方も違うということです。

阿見町の魅力と可能性は、変わりません

圏央道の阿見牛久インターチェンジや、JR常磐線の荒川沖駅へのアクセス。宅地開発の進展や商業地域の拡大。阿見町の魅力と可能性は、集計方法の違いによって何ら変わるものではありません。

町は3月1日現在の人口を5万721人と公表しています。実際にそこで暮らし、働き、子どもを育てている方々がいることに変わりはないのです。

2030年、次回の国勢調査に向けて

2030年の次回国勢調査での「阿見市」誕生へ、引き続き期待したいと思います。

そのためにも、住みたいと思っていただけるまちづくりを着実に進めることが何より大切です。子育て支援、医療と福祉、働く場所の確保。数字は結果としてついてくるものだと考えています。

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