1.自民党政治による民主主義政治の破壊からの転換

自民党は、森友学園問題、公文書の改ざん、桜を見る会や前日の会食費、国会での118回に及ぶ虚偽答弁、学術会議会員の任命拒否や国会開催要請があっても開催しないなど民主主義の根幹をゆるがす事態の中で、いずれも説明を十分に行わない、責任を取らない政治を継続しています。これは、与野党の議席数がかけ離れていることが原因であり、国政に緊張感がなく、国民の声が届かない政治状況が続いています。与野党伯仲の政治状況を作り出し、重要な物事を決める際には、国民の声に耳を傾けなければ物事が前に進まない、緊張感のある政治状況に転換させなければなりません。

2.食糧の安全保障体制を守るための対策

稲敷郡や北相馬地域は、利根川流域の水田地帯です。霞ヶ浦、筑波山を望む田園は有史以来の美しい景観です。しかし、今年も生産者米価が大幅に下落し、生産に必要な費用をまかないきれない価格となっています。農家は世代が交代するともはや水田を維持することが困難な状況となっています。地球規模での大災害が危惧される環境下で、食糧を安心して確保できる体制を維持するためにも、稲作栽培の重要性や農業の多面的機能についての国民的理解を得て、農業者が生産を安心して持続できるよう農業者戸別所得補償制度を復活させます。

3.予測を超える災害にも備える対策

わたしたちの地域は、利根川および鬼怒川、小貝川などの支流域に位置します。ご存知の通りこれら河川による氾濫は過去にもたびたび起こっており、治水対策は極めて重要な地域です。大規模な気候変動を前提に、災害予見技術の向上を図るとともに、風水害リスクの増大に備え、あらゆる関係者が協働して取り組む流域治水を進めます。また、首都直下型地震対策も含め、防災行政の機構改革をすすめ、防災対策に携わる行政職員の増員やネットワーク化を図ります。

4.少子高齢化でも安心して暮らせるまちづくり

わたしたちの地域は、居住者の高齢化が進み、定年後のシニア世代の増大が見込まれます。しかし、わたしたちの地域は教育環境も良く文化的関与度も高いことが知られています。シニア世代を含めすべての人が生涯にわたり地域で活躍できる環境を整えるとともに、多様な主体による協働できるまちづくりへの支援体制をつくります。
また、人生100年時代を目前に控えていますが、いざという時に自己責任を求めてくる政権のもとでは、将来への不安から貯蓄があっても消費に回せません。貯蓄が消費に回せないという状況では、日本の景気は良くなりません。65歳で定年退職して100歳までの35年間を貯蓄だけで不安なく暮らせる人というのは、ごく一握りの富裕層だけであります。富裕層に利益が集中する経済政策を改め、社会保障の充実により格差と貧困をなくし誰もが安心して暮らせる社会を実現します。