茨城新聞の報道によりますと、守谷市に県内の公立としては初めてとなる不登校特例校が、2028年春の開校を目指して準備されているとのことです。登校時間や授業の設計など、子どもの状態に寄り添う発想に、強く共感します。
不登校は、誰にでも起こりうることです
「うちの子に限って」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。けれども不登校は、特別な家庭で起きる特別な出来事ではありません。友人関係、体調、学習のつまずき、家庭の事情。きっかけは実にさまざまで、どの家庭にも起こりうることです。
だからこそ、「その子や家庭の頑張りが足りないからだ」という捉え方をしてはならないと考えています。必要なのは原因探しではなく、次の一歩を踏み出せる場所を用意することです。
大切なのは「安心して通える居場所」と「少しずつ前に進める環境」
不登校の子どもたちにとって本当に大事なのは、二つあると思っています。一つは、安心して通える居場所があること。もう一つは、少しずつ前に進める環境があることです。
不登校特例校は、通常の学校とは異なるカリキュラムを組むことが認められている学校です。始業時間を遅らせる、授業のコマ数を調整する、体験的な学びを多く取り入れる。そうした設計ができることで、朝が苦手な子も、大人数が苦手な子も、自分のペースで学校生活を取り戻していくことができます。
「学校に戻ること」だけがゴールではありません。ただ、学びたいと思ったときに学べる場所が近くにあることは、その子の人生の選択肢を確実に広げます。
公の責任で整えることの意義
こうした受け皿は、これまでフリースクールなど民間の努力に多くを支えられてきました。その一つひとつの取り組みには、心から敬意を表します。一方で、民間の場は費用の負担が家庭にかかることも多く、住んでいる地域によって「あるところ」と「ないところ」の差が生まれてしまいます。
だからこそ、公立として整えることに大きな意義があります。家庭の経済状況にかかわらず、同じ選択肢が届くこと。これは行政が担うべき役割そのものだと考えます。
守谷市から、茨城3区全体へ
守谷市はつくばエクスプレスの沿線として子育て世代の転入が続き、教育への関心が非常に高い地域です。その守谷市で県内公立初の一歩が踏み出されることは、大きな意味を持ちます。
私の地元である衆議院茨城県第3区は、取手市・牛久市・龍ケ崎市・守谷市・阿見町・稲敷市・美浦村・利根町・河内町の9つの市町村からなります。この取り組みが守谷市だけで終わるのではなく、区内の他の市町村へ、そして茨城県全体へ広がっていくよう、私も後押しをしてまいります。
