【ボラさん特別支援学校修学旅行記】
特別支援学校の修学旅行のボランティアが無事に終了し、帰宅しました。
修学旅行中は、特別支援学校の先生方から、 「この業務はボラさんにお願いしましょう」と、まずは簡単な仕事から依頼されました。
一番多かったのが、移動中のトイレの見守りです。
私の担当したクラスの付き添いの先生は2人とも女性でしたので、男子生徒のトイレやお風呂の付き添いは私が受け持ちました。
初日は、初参加の私への配慮で、おとなしい生徒さんのグループを受け持ちましたが、二日目に、遊園地で二人乗りのゴーカートに乗るというイベントで、人員の配置換えがあり、私は活発なグループを担当することになりました。
初日とは見守りに求められるものが大きく変わりました。
私に任せていただく業務も増え、ゴーカートを楽しんでもらえたようで、
「もう一回!」
とリクエストがあったり、
ご年配の先生の代わりに私が乗ることにもなり、
人生で一番多く遊園地のゴーカートに乗りました。
観光バスで学校に無事に到着し保護者の方に生徒さんを引き渡す際には、
親の姿を見ると駆け寄る生徒さんも多く、親子の絆を強く感じました。
解散後、先生との打ち上げで様々な現場のお話を伺いました。
シングルマザーの方も少なくないと聞き、
仕事をしながらお一人で障がいを抱えるお子さんを育てていることの想像を超える大変さに胸が熱くなりました。
「ボラさん、ボラさん」や 「梶岡さん」と
気軽に呼んでもらえるようになった修学旅行のボランティアで、
改めて共に生きる社会の重要性を再認識しました。
行政が目先の効率性を重んじるあまり、
本来必要な行政サービスを廃止し、行政サービスが手薄になることがないように、
命と暮らしを守るという政治の本来の役割を取り戻してまいります。
行き過ぎた競争社会では、取り残されてしまう人が出てしまいます。
平成の時代の競争社会から令和の時代は共生社会への転換を求めてまいります。
誰一人取り残さない社会と、現場主義の重要性を再認識した修学旅行でした。